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様々な石仏の寺(第七番 應暦寺)

参拝日 2017.3.11

『概略』

大岩屋山 應暦寺 天台宗

大分県豊後高田市大岩屋401(地図

寺院御本尊 千手観音菩薩
ご真言   おん ばさら だるま きり そわか(おん ばざら たらま きりく)

霊場御本尊 不動明王慈相不動
ご真言   なまく さまんだ ばざらなん せんだ まかろしゃな そわたや うんたらた かんまん

應暦寺六郷満山・中山本寺のひとつで修験道場・祈願霊場として最盛期には25にも及ぶ末寺を有していました。

この應暦寺は石仏の寺としても有名で観音堂前の仁王像や聖徳太子像など数多くの石像が境内に点在しています。

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山門をくぐり正面が本堂です。
本堂内には主尊の不動明王をはじめ、ご本尊の千手観世音菩薩立像や妙見菩薩様などが安置されています。

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主尊の不動明王像は像高1メートルほどで仁聞菩薩作と伝えらるメリハリの効いたボディラインのお不動様です。
そしてもう一体カヤ材の一木造のお不動様があり、平安時代の作といわれ県指定の重要文化財に指定されています。

参拝を終えて、本堂左手の山道を登り奥の院を目指します。

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途中の岩壁に「堂の迫磨崖仏」があります。

細長い龕の中には、左から観音6体、六地蔵1体、施主夫婦像、倶生神(司録像)を半肉彫りにしています。
像の高さはいずれも50cm前後で、室町時代の作と推定されています。

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さらに登ると奥ノ院があり、横には嶽の権現社があったのですが1717年に焼失してしまい、地元の方々のお蔭で千手観音像は焼けずに今は本堂に祀られています。
他の仏像はもうかってのお姿はありませんが、焼仏として残されています。

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

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ご詠歌

たえまなく いわやをてらす ふどうそん
     すくう ちかいの こえぞ きこえん

ご朱印

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黒土不動尊(第六番 無動寺)

参拝日 2017.3.11

『概略』

小岩屋山 無動寺

大分県豊後高田市田染真木1796(地図

霊場御本尊 不動明王(黒土不動尊
ご真言   なまく さまんだ ばざらなん せんだ まかろしゃな そわたや うんたらた かんまん

第六番札所の無動寺は標高587メートルの尻付山の絶壁を背に、向かいは天念寺耶馬と修行の場の一つ「無明橋」を望む場所にあります。

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無動寺仁聞菩薩により開基された六郷満山中山本寺の一つで、 修行並びに祈祷の道場として、また、満山の記録所として栄え最盛時には末寺十二坊を擁した名刹です。

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以前はこの地より西側1.5kmほどの下流の下黒土、通称小岩屋という所にあり、戦火により衰微しましたが、元禄期円舜和尚が現在地に移転再興されたそうです。
その旧本堂の地名が山号の謂れとなっています。

本堂に上がると正面に矜羯羅童子、制咤迦童子を従えた不動明王が配されています。
こちらのお不動様は怒りを激しく現さず穏やかな慈悲相をなさっています。

この慈悲相は平安時代までとされているため古い形をとっていることから藤原時代の秀作といわれています。

お不動様の左右には大日如来弥勒菩薩。さらに薬師如来などの尊像が所狭しと並んでおられました。

特に薬師如来は木造としては六郷満山でもっとも大きな尊像です。
またその大きさのみならず、従えた日光・月光菩薩、さらには眷族の十二神将がすべて揃っている点でも非常に珍しい尊像群です。

参拝を終え、対応してくださったお寺のご婦人と他の札所の話をしていると、思いがけないご縁が・・・
その件はその札所の記事でお話したいと思います。

お礼を申し上げ、境内を辞すと、隣には身濯神社が・・・これもまた六郷満山ならではでしょうか。

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石段を登り、社殿にもお参りしておきました。

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

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ご詠歌

くろつちの みのりのやまに みがわりの
     ふどうはおはす じひのすがたで

ご朱印

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関連記事 天念寺 

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国宝の寺・富貴寺

国東半島のお遍路をしていると目的の札所以外にも立ち寄りたい寺院がたくさんあり、さすが仏の里「六郷満山」だなぁと強く感じます。

その中のひとつ「富貴(蕗)寺」も是非立ち寄りたいお寺でした。(参拝日 2017.3.18)
大分県豊後高田市田染蕗(たしぶふき)2395 

養老2年(718年)仁聞菩薩の開基と伝えられ、阿弥陀堂として宇佐八幡大宮司の氏寺として建立されたものだそうです。

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石段を登り仁王門をくぐり、さらに石段を登って大堂に参拝。

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阿弥陀堂としては九州最古和様建築物で数度の修理・修復を経て、昭和27年、国宝に指定されました。

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大堂は左右の扉より入場し拝観できる。
堂内中央には高さ85センチ榧(かや)材寄木造りの阿弥陀如来坐像を目の前で拝む事ができます。
また堂内壁面には、多数の仏の壁画が描かれていてこれらも重要文化財となっています。

大堂右手より少し登ると奥の院があり、岩を繰り抜いた穴に薬師如来像と2対の石仏が安置されていました。

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帰り際山門手前を脇に入ったところに本堂があり、ご本尊、阿弥陀三尊像阿弥陀如来・観世音菩薩・勢至菩薩)が安置されていて県指定の有形文化財となっています。
本堂前の石段は文化2年の銘があるそうです。

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ご朱印

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三人寄れば文殊の知恵(第四番 文殊仙寺)

参拝日 2017.3.4

『概略』

峨眉山 文殊仙寺

大分県国東市国東町大恩寺2432(地図

ご本尊   文殊菩薩
ご真言   おん あら はしゃな

霊場御本尊 不動明王(仙の不動)
ご真言   なまく さまんだ ばざらなん せんだ まかろしゃな そわたや うんたらた かんまん

諺の「三人寄れば文殊の智恵」の発祥地とされている文殊仙寺は日本三大文殊のひとつです。
ご本尊文殊菩薩は智恵第一の仏様として学業はもちろんのこと、生きる上でのありとあらゆる「智恵」を授けてくださる仏様として広く信仰をあつめています。

駐車場に到着して両側を鬱蒼とした木々に挟まれた苔むした長い石段を息を切らせながら山門まで上ると左手に聖徳太子殿に並んで、客殿(かつての本坊・円粒院)さらに高みに奥の院・本殿の荘厳な姿を確認することができます。

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客殿が九州三十六不動尊霊場の第四番札所となっていて、霊場ご本尊の色鮮やかな「大聖不動明王」様がお祀りされています。

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客殿入り口にこの日のご朱印は奥の院でとご指示がかいてあったので、今来た石段をさらに上り詰めるとまるで岩壁から張り出してきたような本殿の左手にたどりつきます。

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目の前には開基の「役行者」様のお像が穿かれた岩壁の中に祀られていて私たち参拝者を出迎えてくれました。

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この文殊仙寺、役行者様が文殊山中にて修行中に仏具岩に飛来した文殊様から開基するようお告げがあり、中国の五台山より文殊菩薩をお招きし奥の院にお祀りしたのが始まりです。

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この文殊菩薩様は秘仏で通常は拝観することが叶いませんが、12年に一度、卯年の春、秋大祭の時に御開帳されるそうです。

本殿に参拝、読経後、ご朱印をいただき降殿すると十六羅漢様に担がれるように建つ六所権現が佇み、国東の仏教文化の真髄を感じられました。

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石段を下り客殿まで戻り鐘楼、そして約8メートルと日本一の高さの宝篋印塔を拝見し、境内にある回転させた数だけ経を唱えたのと同じ功徳があるとされている「摩尼車」を回してお参りを終えました。

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最後にこの文殊仙寺は宿坊もあり、宿泊し(予約すれば日帰りも可)精進料理を味わい、座禅や写経、勤行などが体験できるそうです。
私も一度経験してみたいものです。

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

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ご詠歌

つみとがを やきつくさんと みほとけは
      ほのおのなかに たちませるかな

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六郷満山の総持院・両子寺、霊水走水観音

九州四十九院薬師霊場の49札所、九州三十六不動霊場の番外札所を含めた38札所、九州西国霊場の33札所、九州三十三観音霊場の特別霊場を含めた35札所そして九州二十四地蔵尊霊場の24札所と九州7県にまたがる延べ179寺院にも及ぶ巡礼の旅が本格的にスタートしました。
福岡ベースから近いところから少しずつ始めていましたが前回の「英彦山」に続き比較的距離のあるお寺も回り始めました。

薬師霊場、西国霊場、九州三十三観音の第一番札所はそれぞれ打ち始めましたがそれ以外の2霊場の第一番札所の打ち始めがまだでしたので、今回不動霊場の第一番札所「両子(ふたご)寺」へのお参りに伺うことにいたしました。

福岡ベースから約3時間、国東半島の中央に聳える両子山(721メートル)の中腹に目指す両子寺はあります。

境内への参拝入口にほど近い駐車場に車を停めてまずは1.5キロメートルほど歩き霊水走水観音堂へ向かいました。

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観音堂のすぐ裏手の崖面に馬頭観音がお祀りされていて、雨乞いの観音として信仰があり、また乳出の観音として乳の出ない母親が観音水の貯水池の出口を清掃すれば走水の如く乳が出ると言われています。

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この湧水、両子山七不思議のひとつで、雨季でも乾季でもその湧水量は一日50立方メートルと一定で、増えることも減ることもないそうです。
まさに般若心経にある不増不減です。

この日も地元のご夫婦でしょうか、水を汲みに来られていました。

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ご真言 おん あみりとう どはんば うん ぱった そわか
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