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朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう) | 七十二候 | 歳時記 | 白菜 | 鶴 | 防寒グッズ


記事提供:おふぃす・ふぇにっくす

西高東低の気圧配置の日が多くなり、それに伴い北寄りの季節風が吹き出して一段と朝晩の冷え込みが顕著となってきました。

暦も小雪の次項「朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)」となりました。

朔風払葉 きたかぜこのはをはらう 七十二候 歳時記

目次
1. 朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)
2. 白菜長崎白菜唐人菜
3. 鹿児島県出水市 ナベヅル

朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)

ここにいう「朔風」とは北風のことで木枯らしのことを指します。

「北」に何故「朔」という字をあてているかというと、もともとは「はじめ」とか「元に帰る」という意味で使われる字ですが、十二支の方角を充てると「北」は「子(ね)」の方角で、その子(ね)は干支の最初に位置することからやがて「朔」は「北」を表すようになりました。

この木枯らしに吹きさらされ、落葉広葉樹の葉は最後の艶やかさを残しながら地面に落とされていきます。

ある意味「もののあわれ」や「無常」を感じさせ私たち日本人の琴線に触れる光景でもありますが、その反面落ち葉は「望み葉(のぞみば)」とも呼ばれ、落葉した後地面に帰り土の中で肥料となり、やがて巡り来る春には植物たちの栄養となります。
落ち葉 望み葉


そのような視点で地面を敷き詰めるように落ちている落ち葉たちを見ると、また違った感じが湧いてきます。

白菜長崎白菜唐人菜

そろそろ鍋物も恋しくなる季節ですね。

その主役と言えば、何と言っても「白菜」ではないでしょうか。

白菜の旬

白菜 旬の野菜

3~5月・春白菜、6~10月・夏白菜そして11~2月・秋冬白菜と年中店頭に並んでいますが、やはり旬と言えば「冬」です・

木枯らしが吹き始め、霜に当たるとその甘さが増し美味しくなります。

白菜って栄養あるの?

白菜自体そのほとんどは水分で栄養価は決して高い食材とは言えませんが、含まれている栄養素の中にはビタミンC・ビタミンK・鉄・マグネシウム・カリウム・カルシウム・葉酸・亜鉛・イソチオシアネートなどが含まれています。

それぞれの機能はここでは割愛しますが、栄養素の中の「イソチオシアネート」は最近の研究でガン予防に効果があると指摘されています。

このように白菜は低カロリーでありながら、比較的リーズナブルな価格が安定していてお財布にも優しい食材です。

さらにその低カロリーさがダイエットにももってこいと言えそうです。

白菜の保存法

買い物の生き返り荷物にはなりますが、丸ごと一玉買われることをお勧めします。

その際の保存方法は、新聞紙に包み冷暗所に立てて保存してください。
この「立てて」というのが大切で、横に置くと白菜自身の重みで水分が逸出し腐りやすくなってしまうからなんです。

子の保存方法ですと、概ね半月、冬場ですと3週間~一か月近く長持ちします。

またカットした白菜の場合は、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室に保存して出来る限り早く食べきってしまうようにしてください。
その際、内側の葉から食べるようにすると最後まで美味しくいただけます。

長崎白菜唐人菜

九州にも伝統野菜として「長崎白菜唐人菜」という白菜があります。

長崎白菜 唐人菜

葉を巻かないので、普通の白菜より柔らかく風味豊かな白菜です。
300年以上前に伝来したといわれるものを品種改良もせず生産農家の方々が病気などの管理とともにその種子もしっかり保存され、ご苦労を重ねながら丹精込めて守り続けておられます。

この長崎白菜唐人菜)、鍋物、おひたし、漬物などにも用いられますが、とりわけ長崎の雑煮には欠かせない食材です。

長崎 具雑煮

長崎の雑煮は「具雑煮」といって、大根・いりこ・干しナマコ・ブリの塩身・鶏肉・かまぼこ・椎茸・人参・ぎんなん・高野豆腐・くわいなど具沢山の雑煮として有名です。

このようなその地域を感じさせてくれる料理やその食材などは大切に守っていきたいものですね。

鹿児島県出水市 ナベヅル

九州のこの時期の風物詩として、ツルの渡来地である鹿児島県の出水平野が思い浮かびます。

出水平野 ツル渡来地 ナベヅル

ロシアのバイカル湖やアムール川の上・中流域の湿地帯を繁殖地とするナベヅルが渡来します。

毎年10月~11月にかけてその年により増減はあるものの概ね1万羽のナベヅルを中心に、3千羽のマナヅルやクロヅル・アネハヅル・カナダヅル・ソデグロスルなどがやってきます。

ツルの種類は15種と言われていますが、そのうち数年に一度少数でありながらも渡ってくるツルを含めると約半分の7種が出水平野に渡来してきます。

稲刈りの終わった水田や休耕田に生えるイネの二番穂や雑草、カエル・カタツムリ・タニシ・バッタなどの小動物、昆虫などを食べて冬を越し翌年の2月~3月に再び北へ向かって帰っていきます。

出水平野ではツルの天敵であるキツネやタヌキからツルを守るために収穫の終わった水田などに再び浅く水を張り湿地状態を保ち、年間75トンもの小麦・籾・玄米・大豆などの人為的に給餌も行われています。

さらにツルが北方へ帰る直前には約8トンものイワシも与えられ、至れり尽くせりの感すらあります。

一方、渡来地が人里に近いため他の農作物が荒らされることないように畑の周りに防護ネットを張り巡らしたりとご苦労も多いようです。

そのような地域住民の皆さんのご苦労もありツルの渡来数、種類の多さは日本一とも言われ、現在では「鹿児島県のツル及びその渡来地」として国の「特別天然記念物」に指定されています。

この冬、長寿の象徴として縁起が良いといわれるツルに、そのシーズンに運行される「ツル観光周遊バス」にでも乗って逢いにいってみてはいかがでしょうか。

鹿児島県出水市ツル観察センター

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朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)

今日は七十二候第五十九候朔風払葉きたかぜ このはを はらう)です。

先週の秋から一気に真冬になってしまったような寒さも今日は少し和らいでいるようです。

朔風払葉 きたかぜこのはをはらう

しかしながら北風も日に日に強さを増して、色づいていた木々の葉をすっかり吹き飛ばしてしまうのも間もなくのことでしょう。
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