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お綱大明神(第百六番 眞光院)

参拝日 2010.11.27

『概略』

二上山 眞光院 真言宗醍醐派

福岡糸島市二丈福井395-1(地図

御本尊 大随求菩薩坐像
ご真言 おん ばらばら さんばら さんばら いんだりや びしゅだに うんうんろろ しゃれい そわか

眞光院の背に聳える山は、かつては山頂部は女人禁制で「霊峰二丈」と呼ばれ、近年では経筒も発見されている山岳信仰の霊山です。

二丈浜玉ロードに沿ったところにある山門ををくぐり、回り込むように境内を進むと、一番奥に庫裡と並んで本堂(随求堂)があります。
ここにお祀りされているご本尊は「大随求菩薩」で、この仏様をご本尊とされている寺院は珍しいそうです。
その脇仏には左に摩利支天、右には三宝荒神が奉安されています。

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本堂の左手に護摩堂(五大堂)があり、大日大聖不動明王をはじめ、降三世明王、軍茶利明王、大威徳明王、烏枢沙摩明王と弘法大師が祀られています。

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その護摩堂の裏手には清瀧水というご神水が湧いていて、その霊示を授けた清瀧権現をお祀りした清瀧堂が境内にありました。

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そしてさらに福岡で最も凄惨な怪談として語り継がれている話にお綱の話がありますが、そのお綱の霊を鎮めるための「お綱大明神」も縁あってこの眞光院の境内に置かれています。

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その話というのは
「お綱の夫は主命により遊女を下賜され、上屋敷に住んでいました。お綱と二人の子供は下屋敷に住まわされていました。その女に夢中になった夫は次第に足も遠のき、仕送りも滞りがちになりお綱たちの生活も困窮するようになってしまいました。
お綱は「せめて子供に桃の節句の祝いを」と仕えていた下男を夫の下へと差し向けたのですが、その願いは無碍に扱われ、下男は役目を果たせなかった申し訳なさに自害してしまいました。
その訃報に接したお綱は「最早これまで!」と二人の子供も道連れにと首をはね、それを腰に下げて夫と刺し違えんと上屋敷に向かいましたが、その形相の凄まじさに警備の者にあえなく刺殺されてしまいました。
その後関係者に異変、凶事が続いたため、お綱の霊を鎮めんと「お綱大明神」としてお祀りされました」

現在ではこの地で、お社内のお綱親子地蔵となって夫婦円満、家内和合と祈っているそうです。

境内はこじんまりとはしているものの充実したお参りを終えてご住職との会話もその滲み出る優しいお人柄からか、二丈岳を背に本堂正面に広がる玄界灘の海原も晩秋の陽を浴びて穏やかに輝いていました。

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

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ご詠歌

まことある みちをおしえて もろびとの
      まよいをすくう のりのすめらぎ

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厄除け千躰大師(第百五番 金剛寺)

参拝日 2010.11.27 

『概略』

鎮西高野山 金剛寺 真言宗醍醐派

佐賀唐津市相知町長部田718(地図

御本尊 弘法大師坐像
ご宝号 南無大師遍照金剛

JR唐津線の岩屋駅から徒歩10分の周囲はのんびりとした田園地帯にあります。

山門をくぐり回りこむようにして進むと大きなソテツの木を前に抱えた本堂があります。

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ご本尊は、獅子ヶ城に代々守り本尊として伝えられていた尊像で、別名を厄除け千躰大師と称します。
明治三十年三月、この地に大師堂を建立し安置したのが寺の始まりだそうです。
厄除け千躰大師の名の由来は、一切衆生の願いの数だけ、その尊いお姿を千にも万にも千々に分かち、 人々の災厄をしりぞけ、衆生を救わんとのお誓いによるものだそうです。

そんな篤い大師信仰が息づくお寺です。

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

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ご詠歌

ありがたや 高野の山の 岩かげに
     大師はいまだ おわしますなる

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樹齢100年の銀木犀が見守る(第九十二番 不動院)

参拝日 2013.2.9

『概略』

大原山 不動院 真言宗醍醐派

福岡県北九州市門司区吉志171-3(地図

御本尊 不動明王坐像
ご真言 のうまく さんまんだ ばだらだん せんだ まかろしやだ そわたや うんたらた かんまん

門司ゴルフ倶楽部に池を挟んで隣接するように不動院はあります。
駐車場、境内ともに広く明るく開放的な空気に満ちたお寺です。

正面にどっしりとした本堂があり、九州八十八ヶ所百八霊場第九十二番札所と九州三十六不動尊第三十三番札所となっています。

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右手に水子地蔵尊と鐘楼があり、その梵鐘は参拝者だれでもが撞くことが出来ます。
案内板には、まず鐘を撞いてから祈りをささげると、より一層のご利益があるそうで、もちろん私も心静かに撞かせていただきました。

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本堂にて参拝を済ませ、境内左手奥に赤い奉納旗がはためくお堂があるので行ってみると、隣接するゴルフ場の緑を借景にした趣ある風情が漂っていました。
このお堂は金運や仕事運にご利益があるといわれる弁財天を祀る「弁天堂」です。
私もそのご利益にあやかりたく、しっかりと手を合わせました。

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

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ご詠歌

世を照らし 魔性を祓う 憤怒尊
     衆生を救う 慈悲のみこころ

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観光地の間近に(第九十五番 明王寺)

参拝日 10.11.20

『概略』

遍照山 明王寺

大分県日田市淡窓2-3-25地図

豆田町の古い家並みや日田温泉で観光地となっている地域の程近くに明王寺はあります。
明治21年四国遍路により病を癒された水島安兵衛翁により豆田町に創建されたのが始まりで、大正15年に現在の淡窓に移転して、現在も「淡窓不動尊」として地域の方々に親しまれているお寺です。

重厚な入母屋造の本堂に祀られているご本尊の不動明王像は第2世住職の吉水隆禅師が京都の醍醐寺から招来した尊像で理源大師聖宝の作と伝わっています。

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またその本堂天井には格子の一つ一つに般若心経の一文字一文字が多くの人の筆により書かれていて壮観な眺めを形作っています。

境内にも数多くの石仏が並び信仰の篤さを感じられます。

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お参りを済ませた後、あまり行く方も少ないそうですが、多少距離が離れたところで車で行かざるを得ない場所に「奥の院」あると聞き及んでいたので、そちらにも足を延ばしてお参りすることにしました。

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折しも秋真っ盛り、ひっそりと静まり返った奥の院境内は錦秋の彩に極楽浄土を感じさせてくれました。

御本尊 不動明王立像
ご真言 のうまく さんまんだ ばざらだん 
    せんだまかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

95-04.jpg

ご詠歌 不動なる威き心の 御仏に
     この身ゆだねて 今日を生きなん

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