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足利尊氏と安国寺(第三番 安国寺)

参拝日 2017.12.2

『概略』

  • 白馬山 安国寺 天台宗

  • 福岡県嘉麻市下山田288(地図

  • 御本尊 千手観音坐像

  • ご真言 おん ばざら たらま きりく

  • 霊場御本尊 薬師如来坐像

  • ご真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

  • 寺宝 白衣観音坐像

  • ご真言 おん しべいてい しべいてい はんだら ばしに そわか



安国寺の創建は暦応2年(1339年)。
足利尊氏が南北朝の抗争で九州に逃れ、筑前国での激戦の際、白馬山中に逃げ込み岩屋の「白衣観音」に祈願したところ追手から九死に一生を得て逃れられたと伝えられています。
その白衣観音源頼朝の菩提を弔うために西国を遍歴していた家臣が「わが安座する所は、白馬嘶くところなり」という観世音菩薩のお告げを受け背負ってきた源氏の守護仏である白衣観音をこの地に安置したと言われているものです。
現在は県の有形文化財に指定され、庫裡内の仏間で端正なお顔立ちの仏様です。

さて安国寺に到着して、おそらく梅の時期には「臥龍梅」を観梅する観光客で大賑わいとなるであろう大駐車場に車を停めると目の前に立ちはだかるような石段が目に入ります。

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まずはその左手にある庫裡にお声をかけてご朱印をお願いしました。

そして石段をのぼり本堂となっている観音堂に参拝させていただきました。

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こちらは九州四十九院薬師霊場と同時に筑前西国三十三霊場の第二十七番札所ともなっています。

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ご朱印をいただき庫裡を後にすると目の前に力士の石碑が・・・

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第11代横綱・不知火光五郎の石碑です。
不知火光五郎は嘉麻市の出身で横綱土俵入りの際の不知火型といえばどなたも聞いたことがあると思います。
その隣には不知火光五郎のお墓も。

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思わぬものに出くわしたお参りでした。

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

ご朱印

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ご詠歌

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あきいたる やまだのなると おとづれて
       うきよのゆめを さますあかつき

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見頃の桜とともに(第三番 阿弥陀院)

参拝日 2017.4.15

『概略』

堂ヶ峰 阿弥陀院 真言宗醍醐派

福岡県北九州市八幡東区高見5-1-32(地図

御本尊   不動明王坐像
ご真言   のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしやだ そわたや うんたらた かんまん

霊場御本尊 聖観世音菩薩
ご真言   おん あろりきゃ そわか

もとは京都の総本山醍醐寺山内に建立された塔頭寺院だった阿弥陀院は明治28年に醍醐寺から小倉の地に移転してきたそうです。
そして昭和10年に現在地、八幡東区の小高い丘の中腹に伽藍を構えています。
こちらの阿弥陀院にも九州八十八ヶ所百八霊場巡拝のときに一度お参りさせていただいております。

境内下の駐車場より居並ぶ四国八十八ヶ所の石仏などに見守られながら参道を上って境内へ。

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まずは庫裡にご挨拶をして、本堂にうかがいます。

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本堂は入母屋造、千鳥破風の向拝付で重厚感のあるお堂です。

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堂内にある御本尊・不動明王は秘仏で直接拝することは出来ませんが、矜羯羅童子と制咤迦童子を従えた威風堂々とした仏様だそうです。

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本堂前には九州三十三観音霊場の霊場御本尊の白寿観音様がおられました。

本堂のお参りを終え、境内の他のお堂を巡ります。

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まずは本堂向かいに優美な「多宝塔」があります。
こちらは鐘楼と納骨堂を兼ねていて、御本尊に金剛界大日如来坐像をお祀りされているそうです。

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続いて宝形造の「祖師堂」には弘法大師と理源大師が祀られています。

さらには「聖天堂」。こちらには仏教の守護神である天部の一つ「聖天大聖歓喜大自在天)」をお祀りし、堂ヶ峯聖天として信仰されています。

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阿弥陀院の境内は桜の名所ともなっていて、この日も桜が今は盛りと咲き誇っていました。

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

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ご詠歌

み仏の 恵みも高き 堂ヶ峯
    すがりて参る たのもしの寺

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関連記事がありますので併せてご覧いただければ幸いです

九州八十八ヶ所百八霊場 

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修正鬼会「しゅじょうおにえ」を守り伝える(第三番 成佛寺)

参拝日 2017.3.4

『概略』

龍下山 成佛寺

大分県国東市国東町成仏1140(地図

霊場御本尊 龍下不動明王
ご真言   なまく さまんだ ばざらなん せんだ まかろしゃな そわたや うんたらた かんまん

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国の重要無形民俗文化財にも指定されている六郷満山で約1300年前から続く「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」とは一年間の国家安穏や無病息災、五穀豊穣を祈願するため赤鬼の災払鬼(さいばらおに)と荒鬼(あらおに)、黒鬼の鎮鬼(しずめおに)の三体の鬼が登場します。
その鬼に扮するのは法力を持つ阿闍梨の位を取得した僧侶にしか許されないそうです。
鬼は本堂を出て火のついた松明(たいまつ)を持ち、その松明で参拝者の背中などをたたいて加持を行い、その際火の粉を浴びると一年間無病息災で過ごせると言われています。
その後鬼と介添えは集落の一軒一軒を巡り加持祈祷を行い、接待を受け、それは夜が明けるころまで続くそうです。
成佛寺では西暦の偶数年の旧暦の1月5に執り行われます。ちなみに今年奇数年は岩戸寺で旧暦1月7日に執り行われたようです。

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国東の伝統文化を守り続けている成佛寺、開創当時は「浄土院」と号していたそうです。成佛寺と改称されるに至った顛末は
「奥の院の岩屋清滝観音の下に地獄谷という谷があってその谷には毒竜が棲みついていました。
その毒竜が村人に危害を加えるため、中興二代目の順清阿闍梨が降伏護摩を焚いて追い出し、阿弥陀堂に封じ込め成仏させた」
ことによるものです。

さてだいぶ前置きが長くなりましたが、二対四体の仁王様の間の石段をのぼり山門をくぐるとすぐに本堂があります。
往時はいくつもの末坊をかかえていましたが、焼き討ちの戦火に遭い全山焼失してしまいました。
もちろん当時「修正鬼会」が行われた講堂も今は無く、現在ではこの本堂で催されています。

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本堂内にはご本尊の不動明王をはじめ以前講堂の本尊として祀られていた千手観世音菩薩や修正鬼会にも登場する愛染明王などの尊像が安置されています。

不動明王様は「龍下不動」と呼ばれ、除災のご利益があり、天台宗開宗1200年を記念してお迎えした仏像だそうです。

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回向文

願わくは この功徳をもって あまねく 一切に及ぼし われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

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ご詠歌

しゅしょうえの ふどうけしんの おにがまい
       いわやに りゅうの ねむるとぞきく

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