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大雪 (たいせつ) | 二十四節気| 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)| 七十二候 | 歳時記 | 冬日 | 真冬日 | 鰰(ハタハタ)|鱈(たら)|事八日|針供養


記事提供:おふぃす・ふぇにっくす

朝晩だいぶ冷え込みを感じ始めました。
暦では二十四節気の「大雪たいせつ)、そして七十二候閉塞成冬そらさむくふゆとなる)」と「冬」の文字が入ってきました。

大雪 たいせつ 二十四節気

大雪たいせつ

大雪と言っても北海道の屋根の「大雪連峰」のことではありません。
気圧配置も西高東低の状態がはっきりとしてきて、冬将軍の足音がはっきりと聞こえ、山間部だけではなく平地でも積もるような雪が降りだすころという意味です。
ニュースでも北日本や日本海側の地域に大雪や暴風雪への注意喚起の報が流され冬色が鮮明になってきました。

閉塞成冬そらさむくふゆとなる

空から色が消え、灰色の雪雲が空に立ち込め日差しを遮り今にも雪が降りそうな天気が続きます。

山は雪化粧、平野部には寒風が吹きすさび、本格的に冬一色の景色が広がります。
南国イメージの強い九州ではありますが、玄界灘に面している地域や九州内陸部は本州の日本海側や北日本と同じような気候となります。

とりわけ玄界灘に面している地域は思いの外「日照時間」が短く初めてこの時期に訪れた方々はその寒さに驚かれています。

また寒気の吹き出しに伴う空模様は愚図つき気味で所謂「雪曇り」と呼ばれる空模様を呈します。その空からは雪にまでならなくても、ヒットした歌の名前で聞き覚えのある方もいらっしゃると思いますが「氷雨」と呼ばれる冷たい雨の降る日も多くなります。

冬日真冬日

閉塞成冬 そらさむくふゆとなる

そのニュースや天気予報で「冬日」「真冬日」という言葉を耳にする機会も増えてきますが、その定義は以下のようになっています。
冬日・・・・最低気温が0℃以下
真冬日・・・最高気温が0℃以下

ちなみに夏日は最高気温が25℃以上の日、真夏日は最高気温が30℃以上の日と定義されています。

ブリ)・ハタハタ

そんな時節ではあるものの美味しくなる旬の食材というものもあります。

鰤(ブリ)

鰤 ぶり ブリ

そのトップに挙げられるのは鰤ではないでしょうか。

寒ブリとまで呼ばれ、正確には寒の期間中(今シーズンで言えば来年の1月6日から20日)の間に獲れる鰤を指すそうですが、寒さが増してくる11月末~2月はじめまでの時期に水揚げされる脂肪がのり丸々と太った天然の親ブリのことを総して「寒ブリ」と呼んでいます。

春に九州など南の海で産卵をした後、豊富なエサを求めて対馬海流に乗って北海道まで北上して、そして水温が下がる秋以降には再び産卵のため五島列島付近を目指して南下してきます。

そのころには若干脂は移動などで消費され少なくはなっているもののそれでもまだまだ脂がのって美味しい鰤が戻ってきます。

なんと平成29年はカンパチやハマチを含めると「氷見の寒ブリ」でその名を轟かせる富山県や同じく富山湾に面する石川県より上位の全国一位の漁獲高を上げているのが長崎県です。

鰤は鍋物、刺身、焼き物、煮物、シャブシャブなど多様に調理され食べられていますが、とりわけ長崎の「具雑煮」や福岡の正月の膳にあがる雑煮には鰤は切っても切れない存在です。

ハタハタ(・鱩)

鰰 ハタハタ

もう一つこの時期の旬の魚と言えば、有名な「秋田音頭」の一節に「秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ」とあるように秋田のハタハタです。

これがないと正月を迎えられないと言われるほど福岡の雑煮、長崎の具雑煮と同様に秋田の人には必須の食材です。

ハタハタは深海魚ですが風雪吹きすさび大気の不安定さがもたらす雷が鳴る11月ごろから産卵のため浅い岩場に浮上してきます。

現在では雷鳴音を「ゴロゴロ」と言い表しますが、古語では「ハタハタ」と言っていたようです。そのため漢字では「」と表記することもあります。

ちなみに「」は体の模様が富士山に似ていて、めでたい魚として扱われたためと言われています。

また「カミナリウオ」「サタケウオ」と呼ばれることもあるようです。

ハタハタもブリ同様、干物、味醂干し、田楽、ハタハタ汁、甘露煮、飯寿司(なれずし)、鍋物と多様でとりわけ鍋物の「しょっつる鍋」は全国的にも有名なご当地グルメです。
ハタハタは火の通りがよく骨の身離れも良いためとても食べ易い食材です。

またその卵は「ブリコ」と呼ばれ、独特の粘りとプチプチとした食感、口に弾ける豊かな風味はハタハタでしか味わえない珍味です。

ちなみに「しょっつる鍋」のしょっつるとは、ハタハタを塩漬けにし、発酵させたもののうわずみ液のことで、一般的には魚醤と言われるものの一つです。

針供養

事を始めたり納めたるする大事な日として「事八日」というものがあります。
12月8日と2月8日がその日に当たります。

その日にお祀りする神様によってそれぞれの8日が納めになったり始めになったりします。

針供養

その日に行う行事として有名なのが「針供養」です。
男女平等の現代社会でこんなことを言うと叱られてしまうかもしれませんが、昔、針仕事は女性にとってとても大切な仕事でしたので、その大切な道具である針に対して折れた針や古くなった針を柔らかい豆腐やこんにゃくに刺して、感謝の気持ちを込めて川に流したり、神社に納めたりしつつ、更なる裁縫の上達を願いました。
1年間お世話になった道具(針)を供養する風習があります。「針供養」は12月8日に行う地域と2月8日に行う地域があり様々です。
東日本では2月8日に西日本では12月8日に行われる事が多いようですが九州では淡島神社の本社に倣ってか2月8日に神事が行われるところが多いようです。

そして現代でも縫製関係や服飾関係をはじめとして「針」に関係する業界や学校などでは「針供養」は連綿と続けられています。

九州で針供養が行われる主な神社

警固神社(福岡県) 
淡島神社(福岡県)
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タグ: 大雪  たいせつ  二十四節気  閉塞成冬  そらさむくふゆとなる  七十二候  歳時記  冬日  真冬日   

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