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鶏始乳 | にわとりはじめてとやにつく | 雪の名前 | 風邪の予防 | 金柑 | 玉子酒 | 歳時記 | 七十二候


記事提供:おふぃす・ふぇにっくす

七十二候もいよいよ最後の候「鶏始乳にわとりはじめてとやにつく)となりました。これで暦も一巡し、次からは春を迎え新たな一年が始まります。

鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく

鶏始乳にわとりはじめてとやにつく

にわとりが春が近いと感じとり産卵のために鳥屋(とや)に入り始めるという意味です。

一年中卵が店頭に並ぶ現代ではちょっと想像がつきませんね。これは一年中安定的に産卵するように品種改良がされてきた結果なのです。

にわとりはもともと一年中繁殖する動物なのですが、日照時間が10時間以上になると産卵が促進されます。また日照時間が短く、羽の生え換わり時期の冬は産卵することは稀でした。

それが毎日のように産卵するようにさせたのは、にわとりは6個から10個産んだ卵が溜まると抱卵するという性質とその数に達しないうちに卵を採ってしまうとその数に達するまで産み続けるという性質を利用して品種改良を重ねてきたため鶏卵が一年中安定的に供給され低価格が維持され続ける「物価の優等生」となったのです。

雪の名前

関東地方で大雪の恐れというニュースが飛び込んできました。
季節の変わり目には大雨や大雪など災害を招くような異常気象が起こりやすいです。

雪 猫

私は雪のニュースを聞くたびに新沼謙治さんが歌っていた「津軽恋女」の
『津軽には七つの雪が降るとか~こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪』
という一節が思い浮かびます。


これは太宰治の小説『津軽』の巻頭の「津軽の雪 こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪 ざらめ雪 こおり雪」からきているものです。

もちろん気象用語の中で探してもみあたりません。これら雪の名前は自然や季節の風情を大切にしてきた日本人ならではの「雪の名前」なのです。実際調べてみると100種類以上あると言う方もいらっしゃいます。

それに降り方、積もり方、降る時期などで細かく分かれています。

そこでここでは「津軽の雪」の七種類だけまとめておきたいと思います。

1.こな雪(粉雪)
さらさらした粉末状で乾燥した雪
寒冷地に多い雪でパウダースノー、アスピリンスノーとも呼ばれる
2.つぶ雪(粒雪)
粒上の雪。シーズンの初めや終わりに降る雪
3.わた雪(綿雪)
手でちぎった綿の様な水分を多く含み重みのある雪。
4.みず雪(水雪)
降ってくる時に融解が始まり、もち雪やべた雪と呼ばれる雪より水分が多く含まれている雪。
5.かた雪(堅雪)・・・積雪の状態
日中一度溶けかかった雪が、夜間の寒さでまた凍り付き堅くなった雪。
6.ざらめ雪(粗目雪)・・・積雪の状態
煮中に溶け、夜になって再び固まることを繰り返して出来たザラメ糖状態の粗い雪。
7.こおり雪(凍雪)・・・積雪の状態
粗目雪の凍結した積雪で固まって氷のようになった状態の雪

このように降り方、降る時の形状、そして積もった後の状態など事細かく観察し言霊を大切にする日本人ならではの表現の数々です。

季節や気候の言葉の中には他にも奥深い表現をたくさん持っているものがあります。折々ご紹介していきますね。

風邪の予防

ニュースでは中国湖北省武漢を発端とした新型コロナウィルスによる肺炎のニュースで持ち切りで、インフルエンザ等はその陰に隠れてしまっているようです。

今年のインフルエンザ流行は過去5年間では二番目に低い水準のようですが、それでもほとんどの都道府県で「警報レベル」の流行です。

風邪には休養・栄養・正確な治療が大切だそうですが、そこで先輩たちの知恵がつまった「食」からも風邪に立ち向かっていったらいかがでしょうか。

 金柑

金柑

まずはこの時期、店頭に並ぶ「金柑」。
年も改まり路地ものが出始めるのもこの時期です。
金柑を選ぶ際には色が濃く、つやがあり、持ってみて重みがあるものを選びましょう。さらにへたの部分が緑でみずみずしいものが新鮮な証拠です

金柑にはビタミンC、ビタミンE、カルシウムや食物繊維なども豊富で、その栄養素のほとんどが皮に含まれているので皮ごと食べるのがお勧めです。

そして昔から風邪の予防やのどの痛み、咳止めの民間薬として親しまれてきている上、今が旬の食材ですので今年の風邪の予防に一役買ってもらったらいかがでしょうか。

食べ方としてはそのまま生で皮ごといただいたり、刻んでドレッシングに入れたり、ジャムや定番の甘露煮などがいいでしょう。

 玉子酒

玉子酒

さて、品種改良や飼育方法の改良などで自然の摂理を曲げて必死に産んでくれた卵、大切に健康管理にも役立ててみましょう。

卵の栄養素の中に含まれる「リゾチーム」という酵素は風邪薬にも使われている成分で、殺菌効果と免疫力を高める働きがありますので、風邪と玉子酒はうってつけのコンビネーションなのです。

卵は半熟が最も消化の良い状態ですから、お酒に溶かして飲む玉子酒は、効率よく栄養成分を摂取でき、しかも日本酒の効果で、身体も温まります。

玉子酒の作り方

1.1個の卵を溶きほぐし、1合の日本酒と混ぜあわせます。
2.鍋に入れ、弱火にかけて絶えずかき混ぜます。(ここが一番大切!!)
3.とろりとしてきたら火からおろし、砂糖または蜂蜜を加えて完成です。

お酒に弱い方や子どもさんには、先に日本酒を鍋に入れて火にかけ、沸騰したらコンロの火が鍋に入るように鍋を傾け、酒に火を移してさらにアルコール分を飛ばし、煮切ってから、使うと良いでしょう。
(火を移すのが怖い場合は沸騰させるだけでも充分です)

今年は風邪かな?って感じたら是非おためしください。

来月3日は「節分」です。
もうすぐ暦の上では春ですね。
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